那須塩原市は20日、新庁舎建設工事の今後の方針を示した。総合評価落札方式から価格のみの一般競争に入札方法を変更。設備や外構工事は分離せずに建築一式工事の一括発注を維持。10月に公告し2027年1月に入札する。方針は設備事業者も参加した第2回サウンディング型市場調査結果を踏まえ決定した。物価上昇で予算不足が見込まれるため9月定例議会最終日に追加補正予算案を上程する。29年度末までの完成を目指している。
市は昨年1回目の入札不調後、事業費を10億5000万円追加し147億5000万円に変更。2回目の入札公告では予定価格を132億1513万円(税抜き)から133億175万円に修正した。参加形態は最大5者JVで単体も認める方針。
2回目の不調を受け市は第2回サウンディングを実施。6~7月に行った工事への関心などを確認するアンケート調査は73者、入札条件などに関するアンケートは24者が回答。個別対話は7月末まで行い建築事業者7者、電気設備事業者2者、機械設備(管)事業者2者の合計11者が参加した。
一括発注を維持する理由について市は、個別対話で複数の建設事業者から一括発注であれば入札への参加意向があることを確認。一方で分離発注を望む建築、設備事業者からは具体的な参加意向を確認できなかったと説明。
工期28・5カ月については多くの事業者が問題ないと回答。28年から30年3月までの参加は難しいとの回答が多くあり、複数の事業者は条件次第で参加可能性があると回答した。
落札者決定方法に関する意見は価格のみの競争を求める事業者が多かった。総合評価に対しては人手不足のなか技術提案に人手をかけることが困難、技術提案に少なからず費用がかかるといった声があり、総合評価が参加へのハードルを上げる要因の一つと分析した。
複数の建築事業者が県内事業者のJV参加や代表者要件の総合評定値引き下げ、施工実績緩和を求める意見を寄せた。
サウンディングは支援業務受託者の明豊ファシリティワークスとともに行った。那須塩原駅周辺整備室はサウンディングを踏まえ、早期着工や民間事業者が参加しやすい環境整備と円滑な発注に引き続き努めていく考え。
新庁舎は前弥六南町7-1ほかに建設。工事概要は庁舎棟(RC一部S造地上4階建て延べ1万4517・44平方m)、車庫棟(S造地上1階建て延べ679・34平方m)、駐輪場、付属棟。
















