県大田原土木事務所は、117カ所に58億6500万円を投入する2026年度事業概要をまとめた。内訳は道路・街路事業が82カ所で50億1100万円、河川砂防事業は35カ所8億5400万円。国庫新規は未整備区間の関谷上石上線四区町4200mと西那須野那須線上厚崎3000mが浸透池の詳細設計。461号黒羽バイパス1500mは用地調査に着手する。那須黒羽茂木線河原900mは松葉川渡河部の地質調査。那須高原線広谷地3500mと黒磯棚倉線稲沢700mは用地測量。再開の伊王野白河線簑沢1000mは電柱補償を実施する。(2面に主要事業箇所)
県単で新規に調査に着手するのは黒磯棚倉線稲沢西700m。稲沢工区から続く狭あい区間の改善で公図公簿調査を実施する。
砂防事業では大田原市黒羽田町の急傾斜地西崖ⅠA。平面図化を実施。工事に着手するのが那須町の急傾斜地堀ノ内。補強土防護擁壁44mを施工。木下沢は本堰堤に着工する。堤高6・5m、堤長46・7m、水通し幅3mの不透過型。
新規の四区町は大田原市野崎第2工業団地から那須塩原市四区工業団地の未整備区間を4車線(幅員22・75m)で連絡。25年度までに路線測量、道路詳細設計をまとめた。浸透池は各交差点付近に計6カ所計画。予算額に応じて複数箇所の設計を委託する。
上厚崎はJR宇都宮線西側の未整備区間3000mを4車線(幅員22・75m)で整備する。中央部1100mの副道区間は両側に農耕車両の通行を考慮し5mを確保する。今年度は各交差点付近を候補地に計5カ所の浸透池のうち予算額に応じて複数箇所の設計を委託する。
461号黒羽バイパスは、那珂川渡河橋梁の形式をPCエクスドラーズド橋に決めた。今年度は地質調査と市道をオバーする函渠工2カ所の詳細設計を進めるほか、用地測量に着手する。
既設の那珂橋は1933年の架設で老朽化。耐荷重6㌧の荷重不足が指摘され、バイパス完成まで修繕対策を継続的に実施。延命化を図っていく。
河原は家屋連たん箇所を回避するため現道東にバイパスを整備。通学の歩行者・自転車は旧道に迂回しバイパスは両側に1・75mのゆうゆう路肩を配置した9・5mで計画。松葉川渡河橋梁は地質調査を先行し27年度以降に橋梁設計を発注する。
27年事業化を目指すのが大田原氏家線親園佐久山バイパス3期2200mと那須西郷線北沢730m。親園佐久山バイパス3期は路線測量と詳細設計をまとめた。標準幅員は片側歩道2・5mを設置した12m、3カ所の渡河部は橋梁を新設する。親園小学校通学児童の安全を確保するため交差する親園南金丸線を拡幅改良し歩道を新設する。
北沢は余笹川渡河部の大谷開拓橋前後の狭あい区間の線形改良と現道9・5mへの拡幅事業。大谷開拓橋は現橋下流側約30mに41・6mの単純鋼合成Ⅰ桁で予備設計をまとめた。27年度に計画する橋梁詳細設計で構造・形式を固める。
3・3・3号野崎こ線橋通り1213mはJR宇都宮線をオーバーパスし東北新幹線下を横断する。交差点部などまとまった用地を確保した箇所から改良工事の進捗を図る。
軌道上の橋長が94・4mで上部は3径間連続合成床版プレビーム合成桁。下部工は杭基礎逆T式橋台2基、杭基礎張出式橋脚2基で、擁壁立ち上げを含む高架部延長が400m。
西那須野那須線西遅沢は、4車線の中抜け区間。蛇尾川を渡河する遅沢橋の4車線化で残る橋脚1基と上部工、取り付け部の工事を推進。橋脚は杭基礎張出式、橋台2基は4車線一体型で施工済み。
橋梁を架設するのは下流側上り線。橋長は142・6m(幅員10・75m)の4径間連続鋼鈑桁。
鹿島川は雨水函渠工を完了し護岸工事を実施。新規事業化を目指す奈良川は、那珂川水系河川整備計画と整合を図り河川計画を検討。25年度に委託した洪水防御計画検討業務に続き自然環境調査を予定。19年東日本台風で氾濫し芦野地区に浸水被害が発生。抜本的な改修に向け計画を立案していく。
















