記事

事業者
群馬県道路整備課

前橋長瀞線柳瀬橋工区老朽橋架替事業 予備設計業務成果示す

2026/09/02 群馬建設新聞


県道路整備課は、事業化を目指す主要地方道前橋長瀞線(柳瀬橋工区)老朽橋架け替え事業の橋梁予備設計および道路予備設計の成果を示した。工区内に架設する柳瀬橋は橋長約360m、幅員26・4mの5径間従来箱桁橋で計画。柳瀬橋の前後約440m区間については全幅27・4mの道路へと拡幅改良を行う。構造物の設置については現地測量や詳細設計で必要性を検討する。橋梁詳細設計や道路詳細設計は2027年度以降に委託する方針。

同工区は、高崎市綿貫町から岩鼻町地内で進めている前橋長瀞線高崎工区の南詰から柳瀬橋を経由して国道17号との立体交差箇所となる藤岡跨道橋北詰までの約700m区間において道路改良を計画。2車線となっている現道を4車線に拡幅する。合わせて老朽化した柳瀬橋の架け替えを行う。

前橋長瀞線高崎工区の南詰から柳瀬橋北詰までの約40m区間は、全幅10m程度の現道を全幅27・4mの道路に拡幅改良する。1車線当たり幅員3・25mの車道は4車線設ける。右折レーンは幅員3mで整備。片側2mの自転車道と歩道は両側に設置する。

新たに整備する柳瀬橋には、上下線ともに3・25mの車道を2車線整備するほか、自転車道と歩道を幅員2mで設置を計画する。橋台はA1、A2ともに現時点では逆T式、橋脚は張り出し式を見込んでいる。A1、A2設置予定箇所付近の地質はボーリング調査の結果、固い支持地盤(砂礫層)であることが確認されている。橋脚を設置する河床部の地質は今後調査を行い確認する予定。橋梁詳細設計では下部工および基礎の設計、上部工の設計、照明・高欄の設計などを予定している。

新橋架設後に撤去する既存の柳瀬橋は橋長349・3m、全幅7・7mの鋼ポニートラス橋10連。下部工の構造はケーソン基礎のラーメン形式、1930年に架設された。同橋の下流側に整備されている自転車と歩行者が通行する橋梁は橋長355・1m、幅員4・8mの単純鋼床版箱桁橋+8径間単純鋼床版鈑桁橋+単純鋼床版箱桁橋となっている。橋台はA1、A2ともに逆T式で、橋脚はP1からP4が柱式、P5からP9がT型で整備されている。

柳瀬橋南詰から藤岡跨道橋北詰までの約400m区間は、全幅15m程度の現道を全幅27・4mの道路に拡幅改良する。拡幅改良後の幅員構成は前橋長瀞線高崎工区の南詰から柳瀬橋北詰までの区間と同様となる。

2025年度は道路予備設計、地質調査、橋梁予備設計、交通予測シミュレーション業務を委託。道路予備設計、地質調査、交通予測シミュレーション業務が冨永調査事務所(高崎市)、橋梁予備設計は建設技術研究所(東京都中央区)が受託した。

同工区の整備について、ぐんま・県土整備プラン2025には、29年度までに着手予定と位置付けられている。補修費の縮減や治水安全上の課題解決を図るとともに、高崎市側で進めている4車線化事業と連続して柳瀬橋を含む一連区間の4車線化を図ることで渋滞解消や広域避難ルートの強化を実現することが目的。加えて、高崎、藤岡地域における災害レジリエンス強化の中核をなす事業としても期待がかかっている。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら