国土交通省は、1998年に策定した『駅前広場計画指針』の改定に向けて検討を開始した。駅前広場を取り巻く社会情勢や都市政策の変化を踏まえ、駅前広場のあるべき姿を定義し、基本理念を更新する。実務で使用する自治体の担当者などが、新たな基本理念に合わせて計画・設計できるよう、計画手法や設計基準について必要な見直しを行い、改定指針の策定を目指す。
1日に同省内で開いた有識者による『駅前広場計画指針検討会』の初会合で方針を示したもの。今後、会議を4回程度開き議論を深める。
現行指針は駅前広場を鉄道と都市を結ぶ交通結節点として位置付け、バスやタクシー、一般車、歩行者が安全かつ円滑に乗り継ぐ機能を確保することを目的に、機能の設定や面積の算定、配置計画などの基本的な考え方を体系的に示している。
駅前広場をめぐっては2007年頃から再整備の割合が増加基調にある。現行指針は新規整備を前提とした内容となっており、再整備への対応が課題となる。交通処理中心の考え方から、イベントやカフェといった交流拠点としての機能も担うようになっている。
将来的な自動運転社会の到来やコンパクト・プラス・ネットワーク、ウォーカブルなまちづくりの推進、駅まちデザインの登場など、近年の都市政策の状況や自治体ニーズも踏まえ見直しの内容を検討する。

















