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千葉県安房郡市広域市町村圏事務組合水道部

大崩に容量300m3/湯沢勝山系減圧槽を新設/安房広域組合水道部

2026/09/04 日刊建設タイムズ

 安房郡市広域市町村圏事務組合水道部は、安房地域水道事業統合・広域化基本計画に基づき、湯沢勝山系減圧槽を新設する。減圧槽は、ステンレス製角型、有効容量300m3/日の計画。維持管理性を高めるため、内部に仕切りを設けて2層式とする方針。建設地として、鋸南町大崩地先の民有地を検討している。1日に、基本設計業務委託の制限付き事後審査型一般競争入札を公告した。委託期間は、契約日の翌日から2027年3月5日まで。

 減圧槽の新設により、湯沢配水場(鋸南町横根)の効率的な運用を図るとともに、今後予定されている連絡管の整備による広域的な水運用の実現と、基幹施設の鋸南町浄水場(鋸南町元名)のバックアップ機能を確保し、水道システムの強化による安定供給を図る。

 具体的には、南房総用水供給事務所大多喜浄水場から用水供給を受けている湯沢勝山系の送水ルートのうち、湯沢配水場の先に減圧槽を設け、自然流下方式に切り替えることで、減圧弁による流量減少(圧力損失)を生じることなく南房総市富山地区にも送水を可能とする。

 また、鋸南町浄水場については、施設を停止させての耐震改修などを実施することができないことが課題となっている。そのため、減圧槽の設置による送水量の確保と配水本管の耐震化により、鋸南町浄水場の浄水処理を停止した場合にも給水できる水運用を実現する。

 なお、湯沢配水場に関しては、施設の能力に対して給水区域の水需要が小さいことも踏まえ、富山第6配水池(南房総市高崎)給水区域への連絡管を整備することで、施設能力の有効活用、老朽化した富山浄水場の廃止への対応、富山第6配水池の有事の際を含む安定給水を実現する計画。

 「湯沢勝山系減圧槽基本設計業務委託」の入札においては、11日まで入札参加申請を受け付け、16日に入札を執行する。予定価格は860万2000円。最低制限価格は690万8000円。

 入札参加資格は、県内に本社・本店を置き、組合の構成市町(館山市、鴨川市、南房総市、鋸南町)のうち1団体以上の入札参加資格を有し、入札参加業者適格者名簿において申請業種「測量―土木:上水道および工業用水道」への参加を希望していることなど。また、過去10年間以内の類似業務の実績や、管理技術者・照査技術者における必要な資格の保有を求めている。

 業務内容は、基本条件の確認、維持管理方法の検討、配置計画の検討、施設計画・検討、水利検討・水位関係の検討、施工方式の検討、基本設計図書の作成、審査。

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