全国建設業協会(全建、今井雅則会長)は「2026年度労働環境の整備に関するアンケート」の結果をまとめた。時間外労働の状況を見ると、月当たりの残業時間に関して現場平均は「15時間以下、68・2%」が最も多く、次いで「16~30時間、24・1%」だった。時間外労働が多くなる理由として「作成する書類が多すぎる、58・9%」「人員が不足している、58・8%」「天候による作業制約のしわ寄せ(猛暑、積雪など)、50・1%」が上位を占めた。
平均残業時間で最も多かった「15時間以下」の職種別は、現場技術者63・4%、現場技能者81・2%だった。
事務所では、事務所平均91・0%、事務所技術者88・5%、事務所職員93・4%といずれも「15時間以下」が最も多い。時間外労働が多くなる理由は「作成する書類が多すぎる、51・8%」「人手が不足している、33・6%」「施工時期の平準化が進んでいない、13・9%」など。
現場の労働時間短縮の取り組みは「週休2日モデル工事、52・7%」が最も多く「経営トップによる声かけ、37・9%」「定時退社の呼びかけ、35・8%」と続く。「週休2日モデル工事、64・8%」「経営トップによる声かけ、48・3%」「定時退社の呼びかけ、49・1%」で効果があったと答えた。
事務所での労働時間短縮の取り組みは「定時退社の呼びかけ、37・9%」「経営トップによる声かけ、31・2%」「休日出勤の禁止・抑制、27・2%」など。「定時退社の呼びかけ、61・1%」「経営トップによる声かけ、56・1%」「休日出勤の禁止・抑制、63・8%」が効果があったとしている。
時間外労働の削減により感じた項目として「人手不足、45・8%」「工期の圧迫、23・2%」「従業員の賃金・収入の減少、15・6%」を挙げた。
調査は、6~7月にかけて各都道府県建設業協会会員企業を対象に実施。3781社から回答があった。
















