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千葉県船橋市

DB・ECIなど調査/CM方式の導入含め検討/船橋市医療センター建て替え

2026/09/18 日刊建設タイムズ

 船橋市は、事業費の大幅増に伴う医療センター移転建て替えの再検討に当たり、DB方式やECI方式の導入可能性調査に乗り出す。加えて、工事契約方式により設計者・施工者などの事業への関わり方が大きく変わることなどを踏まえ、コンストラクションマネジメント方式を調査段階から導入することも視野に入れる。

 安孫子勉・副病院局長は「建設業者は非常に多忙であるほか、資材の高騰、人手不足、職人の高齢化、働き方改革に伴う時間外労働の上限規制など、建設業界の状況が大きく変化している」と述べ、工事契約方式を再度検討する必要があるとした。

 続けて、建設業界の動向が予測し難い状況の中、大規模かつ長期にわたる工事となることなどから、コンストラクションマネジメント方式の導入を検討する方針を示した。

 医療センターは1983年の開設。老朽化や狭あい化が課題となっていることから、2018年度に策定した、ふなばしメディカルタウン構想と建て替え基本計画に基づき、高根町372ほか(海老川上流地区土地区画整理事業地内)の敷地面積約4・2haを移転先として建て替えを計画している。

 工事費については、基本計画において約290億円を見込んでいたが、24年5月の入札手続き開始時点で約570億円まで増加。その後、総合評価型一般競争入札を公告し、参加申し込みはあったものの、積算価格が予定価格に対して約143億円超過していることなどから、辞退届が提出され、入札を中止した。超過分を追加した場合、総事業費は1000億円を超える見通しとなっていた。

 発注方式については、19年度の「医療センター建て替え基本設計発注準備業務委託」において実施した建設業者へのアンケート結果を踏まえ、設計・施工分離発注方式(従来方式)を採用していた。

 入札中止後、病院局では入札辞退者や建設業者へのヒアリング、他自治体の病院建て替え事業の状況確認、工事契約方式の調査・研究、建設業者の動向確認などを実施。他自治体において、コンストラクションマネジメント方式を導入した事例を確認できたことから、同業務を担う企業へのヒアリングを行った。

 4月には、医療センター建て替え計画の検討状況として、新施設の病床構成・病棟プラン6案を市議会に提示。5月の健康福祉委員会で3案に絞り込んだことを報告した。今後は、庁内協議会において3案の事業収支計画を整理し、具体的な実現方針を提案する。

 検討を進めている3案の概要は次の通り。

 〔▽パターン案=①病室構成②1病棟の病床数③病床数④階数⑤延べ床面積⑥工事費〕

 ▽案1=①個室②60床③400床④6階・塔屋2階⑤4万7014㎡⑥651億2060万円

 ▽案2=①個室②48床③400床④6階・塔屋2階⑤4万6886㎡⑥647億8970万円

 ▽案3=①2床室+個室②60床③410床④6階・塔屋2階⑤4万5541㎡⑥631億7070万円

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