第2次高市改造内閣で入閣した井林辰憲国土交通相は18日、就任会見を行った。国土交通省職員として大臣官房、道路局、沼津河川国道事務所などに勤務した経歴を持つ。就任に当たり▽国民の安全・安心の確保▽力強い経済成長の実現▽個性を生かした地域づくりと持続可能で活力ある国づくり―の3本を政策の柱に掲げ「国交省は国民の命と暮らしを守り、わが国の経済や地域の生活・生業に直結する重要な役所であるというのが入省時からの変わらぬ思い。重点的に取り組んでいきたい」と抱負を述べた。
安全・安心の確保では、事前防災の推進やインフラ老朽化対策の加速、防災・減災、国土強靱化を強力に推進するほか、交通の安全確保などに取り組む。
力強い経済成長に向けては、高市内閣の成長戦略を踏まえ、幹線道路や整備新幹線を推進。建設業の人材確保や自動運転社会の早期実現にも取り組む。
地域づくりでは、交通空白の解消や二地域居住を推進し、地方への人の流れやにぎわい、雇用の拡大につなげる考えを示した。
高市早苗首相からは、災害対応や令和の国土強靱化、自動運転の導入促進を含む地域公共交通、地域未来戦略の産業クラスター計画に必要なインフラ整備などについて指示を受けた。このほかインフラシステムの海外展開、水循環政策の推進、2027年国際園芸博覧会の円滑な準備・運営なども求められた。
井林国交相は「国土交通政策は幅が広い。指示を踏まえ、しっかり取り組んでいく」と述べた。
【略歴】いばやし・たつのり
国交省勤務を経て、2012年衆議院議員初当選。16年環境大臣政務官兼内閣府大臣政務官、23年内閣府副大臣(経済財政・金融等担当)、24年衆議院財務金融委員長を歴任し、17日に国交相就任。京都大学大学院工学研究科修了。50歳。

















