県県土整備部は、令和8年8月千葉豪雨により二級河川村田川水系村田川上流域において溢水による浸水被害などが生じたことを踏まえ、河道拡幅などによる対策箇所の拡大を検討する。また、被害の大きかった箇所については、国の災害復旧事業の採択を受けるため、災害査定の準備を進めている。採択は11月半ば以降の見込みで、採択されれば早期に一般競争入札で復旧工事を発注する想定だ。
村田川は、千葉市緑区土気町板倉から東京湾に至る延長1万7481m(県管理区間)の河川。千葉市緑区越智町における川幅は、5~10m程度。
河道が狭あいで蛇行区間が多く、上流域においては2019年と23年に浸水被害が発生し、河川の流下能力を確保するため樹木伐採などを実施した。
また、令和元年房総半島台風により住宅の浸水被害が発生した箇所で河道湾曲部の拡幅や掘削などを進めることとし、千葉市緑区の越智町、大木戸町、板倉町で設計、大椎町では検討を進めてきた。今後は、着工に向けて地元住民との調整を行い、必要に応じて用地を確保する。
なお、3月には、流域全体で取り組む治水対策を示した「村田川水系流域治水プロジェクト」を策定。県と千葉市・市原市が一体となってハードとソフトの両面から事前防災対策(流域治水)を加速し、23年9月と同等の豪雨の水害に対し、浸水被害の軽減を図るとした。
県内初のレベル5/17か所で崩落など
千葉豪雨においては、村田川上流域にある千葉市緑区の雨量観測局で、24時間降雨量514mmを記録し、県内の河川で初めて「レベル5氾濫発生情報」を発表した。
県管理の31河川111か所で、護岸の変状などが生じた。
このうち、村田川流域では17か所で護岸崩落などが確認され、特に上流の越智町では、護岸背後の水田を含む大規模な崩落が発生した。
県土整備部では、次の出水に備え、さらなる浸食を防止するためブルーシートや土のうの設置のよる応急的な対策を実施している。大きな被害があった箇所については、国の支援を受けて復旧を進めていきたい考え。

















