水戸市は、内原駅南口広場の整備で、建築工事2、3工区の発注に向けた準備を進めている。2工区は約240㎡の自転車等駐車場と付属施設一式、3工区は約80㎡のロータリーシェルターを整備する。2027年度には広場全体の仕上げ工事などを進め、南口周辺整備の完了を目指す。26年度の事業費は2億7362万4000円を措置しており、進捗率は95%となっている。
内原駅周辺では、北土地区画整理事業と南口の商業地、住宅地との一体化を図り、駅周辺の拠点性を高めるため、17年度から整備を進めている。20~24年度の第1期では、総事業費約27億1000万円を投入。駅南口への進入路をはじめ、橋上駅舎、南北自由通路、北側自由通路などを整備し、供用している。
25年度から28年度までの第2期は、総事業費約7億5000万円を計画。南口駅前広場や自転車等駐車場などの整備を進めている。
南口広場では現在、歩道への屋根設置工事などを進めている。建築1工区は大鐘工業(水戸市)が施工。ロータリーシェルターはS造平屋建てで、建築面積54・69㎡。工期は27年3月15日までとなっている。
続く2工区では、自転車等駐車場約240㎡と付属施設一式を整備し、工期は8カ月を予定。3工区はロータリーシェルター約80㎡を整備し、工期12カ月を見込む。このほか、ネットフェンス約80mを設置する防護柵工事も、指名競争入札に向けた手続きを進める。
シェルター整備では、北口広場との仕様や事業費の違いも生じている。北口は24年9月に完成し、当時の設計金額は約2800万円。一方、南口1工区は約8900万円となった。市によると、南口では複数の材料を比較し、価格面や耐久性、維持管理性を考慮してアルミハニカムパネルを採用。さらに、近年の物価高騰に加え、屋根だけでなく周辺の排水構造物や舗装工事を一体的に行うことが主な要因という。
積算では、公的な物価資料の資材単価や標準歩掛を基本とし、公的な積算基準がないものについては必要に応じて複数社から見積もりを徴取するなど、価格の妥当性を精査している。
27年度は事業費2億2890万円を見込み、うち国費1億1445万円を要望。南口駅前広場全体の仕上げ工事や北口自転車等駐車場の整備などを行い、同年度予算で実施する工事をもって南口周辺整備を完了する計画だ。
また、南口交差点は5方向から進入する複雑な形状となっており、市は案内標識や路面標示の修正、歩道の段差解消、ラバーポールの設置などによる改善を26年度中に実施する予定。南端への横断歩道は、警察との協議で現時点で設置は難しいとの回答を受けており、今後の歩行者数を見ながら再協議する。
さらに、新県立病院の整備を見据え、内原駅から病院までの交通アクセスについても検討に着手。県から必要な情報を収集し、交通需要を分析するとともに、交通事業者との協議を進めている。


















