記事

事業者
栃木県技術管理課

県技術管理課、表彰工事8年連続100件を維持、週休2日定着で農政部1.2%上昇

2026/09/19 栃木建設新聞

 県技術管理課検査班は、2025年度建設工事と業務委託の検査結果の概要をまとめた。優良工事の知事・所長等表彰や優良委託業務の県土整備部長表彰の選考に影響の大きい25年度成績評定結果は、県土整備部土木委託を除き24年度に比べ上昇。総じて品質の向上が見られた。最も高い平均点は、農政部工事の81・4点(1・2ポイント増)で週休2日制の定着が点数を押し上げた。次いで県土整備部土木工事と環境森林部工事の80・5点(県土整備部が前年度と同点、環境森林部は0・2ポイント増)で推薦基準の80%をクリアした。知事・所長等表彰を合わせた優良工事は奨励賞を導入した19年度から8年連続100件を達成した。(2面に鈴木久県検査班長インタビュー)

 25年度成績評定結果のうち平均80点に最も近いのが県土整備部土木委託の79・2点(0・1ポイント減)、県土整備部建築工事79・0点(前年度と同点)が続く。県土整備部土木と建築工事が前年度と同点、県土整備部土木委託がポイントを下げたほかは、すべて前年度を上回った。

 県土整備部土木工事1166件のうち最高点は86点、最低点71点。最も件数が多いのが80点の272件。平均は前年度と同じ80・5点だが、83、84、85の各点で前年度の件数を上回っている。

 工事の契約件数は県土整備部土木工事が1312件で前年度に比べ4・7%増加。建築は54件で4件増え、8・0%増。環境森林部は74件で27・5%減、農政部も78件と減少し前年度比7・1%減となった。

 工事の完成検査総件数は、県土整備部土木が1318件で前年度に比べ5・2%増加。建築は53件で22・1%減少した。環境森林部は83件の19・4%減、農政部は89件で23・6%増加した。

 5000万円以上が対象の工事の中間検査実施状況は、県土整備部土木が175件で前年度に比べ6・4%減少。建築は100件と13・6%増加。環境森林部は24件で71・4%増加したほか、農政部は34件にとどまり29・2%減少した。

 中間検査の実施率は県土整備部土木工事が47・7%。前年度は60%を超えていたが、344件のうち164件にとどまる。中間検査は公共工事の品質確保に加え、施工上の課題の早期発見と改善、不良工事の未然防止、若手技術者の育成を図る上でも有効な取り組み。今後とも計画的で積極的に実施していくことが重要とした。

 業務委託の完了検査総件数は、県土整備部の土木が1271件で前年度に比べ6・3%減少。建築は78件で12・4%減少した。環境森林部も95件で31・2%減、農政部は133件と4・7%増加した。

 優良工事の表彰枠の拡大は19年度に知事奨励賞を創設。奨励賞を最大10件とし、知事最大40件と合わせ50件。所長等と合わせ最大100件とした。

 公共3部の工事件数が24年度に比べ29件増加。成績評定点の総体的な上昇と併せ100件を達成。奨励賞導入の19年度から8年連続100工事の受賞は、80点を超える工事件数が増えており、技術力の向上を裏付けた。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら