中央市は市民体育館の建設事業を再始動する。当初は2020年度の着工を計画していたが、用地取得が難航したことにより基本設計完了後、中断していた。市は年度内に基本設計を見直し、新たにエアコン設備を追加。概算事業費についても最新の単価で算出し直す。27年度に実施設計へと進め、28年度着工、29年度完成を目指す。
建設予定地は市総合防災公園の南東側の一角。現在は更地になっている。基本計画によると、施設はS造で床面積1750㎡程度を想定。18年度に山形一級建築士事務所に委託して基本設計を作成した。当時の市長、田中久雄氏は夏涼しく冬暖かいW造とする案も検討するとしていたが、望月智現市長はS造とした基本設計を尊重し、同設計になかったエアコンを追加する考えを示している。
市は26年度9月補正予算案に、基本設計の修正費として894万3000円を計上。市生涯教育課によると、同業務では設備類の見直しのほか、18年度時点で7億円規模としていた工事費について、最新の単価で見積もりをし直す。それを踏まえ27年度当初予算案に、実施設計費を計上する方向で調整するという。
同事業はリニア中央新幹線の建設に伴い計画。新幹線のルートに当たる田富北小の移転先に、旧市民体育館を解体した跡地を使うことになった。新体育館について当初は20年度の着工を計画していたが、建設予定地の最後の1筆の取得が難航。工事費の予算化の時期を逃した。並行して学校施設の移転や長寿命化など優先すべき大型事業が計画されており、代替施設もあったことなどから、市民体育館建設は後回しになっていた。

















