県教育庁は、国の高等学校等教育改革促進事業を活用し、約62億円を投じて水戸工業高校、つくばサイエンス高校に新棟を建設するほか、水戸農業高校の改修などを計画する。いずれも年度内に設計に着手し、2027年度の改修工事、28年度末までの完了を予定する。9月補正予算では、設計等に係る経費として水戸工業高校に4000万円、つくばサイエンス高校に9800万円、水戸農業高校には1億1200万円を計上。現在、設計発注に向けた準備を進めており、詳細な施設規模、改修内容等は、設計を進める中で検討している。
文部科学省の2025年度産業イノベーション人材育成等に資する高等学校等教育改革促進事業として採択されたもので、同事業では、各都道府県に高校教育改革を先導する拠点のパイロットケースを創出し、取り組み・成果を県内の高校に普及する。
水戸工業高校では、社会実装型探究を核とした次世代工業人財育成拠点の形成に向け、同校敷地内で6学科横断の探求的な実習活動ができる場となる新棟を建設。
つくばサイエンス高校では、科学的思考力を備えた人財育成に向け、理数教育の拠点形成となる学習環境として新棟を建設する。
水戸農業高校では、実践的な農業技術や課題解決能力を有し、地域農業をリードする人財の育成に向け、既存の畜産施設等を改修し、より生産現場に近い環境を整備する。
このほか、桜ノ牧高校にある遠隔授業拠点を水戸市笠原町の県教育研修センター内に整備し、最大12科目の授業を同時配信するほか、教育研修などに活用。施設整備のための設計委託、先進地事例の視察旅費などに4300万円を充て年度内の設計、27年度の工事着手を計画している。
事業実施に当たり高等学校教育改革促進基金として61億9800万円を積み立てた。内訳は、水戸農業高校が19億2500万円、水戸工業高校が18億9900万円、つくばサイエンス高校が18億7800万円、遠隔配信センターが4億9600万円となる。28年度まで計画的に事業を実施する。
















