記事

事業者
国土交通省

【フィジカルAI】産学官コンソーシアム設立へ/河川・道路で開発、実装

2026/10/13 本社配信

 国土交通省は、産学官の多様なプレイヤーが参画する「建設分野のフィジカルAIコンソーシアム」の設立に向け、会員の公募を開始した。11月6日まで受け付け、同月下旬にキックオフとなる初会合を開催する。まずは河川・道路の土木分野を対象に、現場ニーズと技術シーズを踏まえたフィジカルAIの開発・実装を推進。テーマごとにプロジェクトチーム(PT)を設け、技術開発から現場実証、基準の整備、実装まで一体的に進める。

 コンソーシアムでは、河川・道路の建設現場に適したフィジカルAIの開発・実装に向け、企業や研究機関、行政などが連携。コンソーシアム独自の「知的財産権取扱ガイドライン」を定め、秘密保持や知的財産、データ利用などの共通ルールのもと、開発基盤、安全、評価、制度といった「協調領域」の整備を進める。

 組織は、全会員が参加して活動方針や成果を共有する「全体会議」、活動全体を取りまとめる「企画運営委員会」、議論・検討するテーマごとに具体的な検討などを行うPTで構成する。

 企画運営委員会は実質的な意思決定機関として、会長・副会長の選任やPTの設置・廃止、プロジェクト会員の選定、PT間の調整、共通課題の整理などを担う。PTは、施工・建設機械のAI化を進める「建設機械PT」や、人力作業を支援するフィジカルAIを検討する「人力作業支援PT」などの設置を想定している。検討テーマの広がりに応じて順次追加する。

 募集対象は企業、団体、有識者、関係府省庁、地方公共団体、研究機関など。会員は「一般会員」と「プロジェクト会員」の2区分とする。

 一般会員は、コンソーシアム活動を通じて得られた技術や知見のうち共有可能な情報の提供や、フィジカルAIに関するニーズ・シーズ調査に協力する。プロジェクト会員はPTに参画し、テーマごとの具体的・実務的な検討や実証の設計・実施、仕様書・要領などの成果物原案の作成を担う。

 プロジェクト会員への申し込みでは、フィジカルAIにつながる開発・保有技術の実績や、参画を希望する対象作業、PTで担う役割・協力内容などの記載を求める。


◎21日に説明会を


 21日午前11時から、コンソーシアムへの参加を検討する企業などを対象にオンライン説明会を開催する。参加申し込みは先端建設技術センター(メール:physical-ai@actec.or.jp)で、16日正午まで受け付ける。

フィジカルAIコンソーシアムのイメージ

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら