日本電設工業協会(電設協)の2026年度会員大会が15日、富山市内の富山国際会議場で開催し、450人が参加した。文挾誠一会長は、近年の大規模な地震や各地での豪雨など、頻発している自然災害に触れ、「われわれ電気設備事業者は、いち早く現場に駆けつけ、電力インフラや設備の復旧を通して、地域の生活と経済活動の維持に全力を尽くしてきた。まさにわれわれは、人々の日常生活と社会経済の基盤を最前線で支えるエッセンシャルワーカーだ」と語った。
加えて「近年、会員企業の皆さんもAIやデジタル技術を活用し、業務の効率化や省力化を積極的に進めている。しかし、どれほど技術が進歩しても、安全と品質を守り、お客さまの信頼にお応えするのは、現場で汗を流す技術者・技能者だ」と力説した。
さらに「7月に閣議決定された日本成長戦略では、防災・国土強靱化など、日本の将来を決定づける戦略17分野が提示された。これらのインフラや設備構築において、電気設備は不可欠であり、社会の構造変化や活発な投資を現場で形にするのは、われわれ電気設備事業者。それだけに、われわれに寄せられる期待は大変高い。これは業界にとって、技術と経営を次のステージへ引き上げる大きなチャンスになる」と意欲を示した。
来賓あいさつでは国土交通省北陸地方整備局長の植田雅俊氏、富山県知事の新田八朗氏、富山市副市長の稲葉久美子氏が登壇し、歓迎の言葉を述べた。
基調報告は、経営企画委員会委員で東光電気工事執行役員企画・管理本部長の黒澤孝志氏が「電気設備工事業における適正工期確保の課題と実務対応」を、日本電設工業協会北陸支部で北陸電気工事設計積算部長の古村峰雄氏が「人材不足の解消と育成方針への新しいアプローチ」をテーマに説明した。
26年度大会では「社会情勢の変化に機敏に対応すべく第四次アクションプランの取組みを加速しよう!」を決議した。
大会後には、記念講演として、女優で高志の国文学館館長の室井滋氏が「あなたにとってのエネルギーの源は?」の演題で、地元富山の紹介や暮らす人たちの人柄をユニークに語った。


















