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栃木県河川課

県河川課補正 緊減災40カ所で7億円、奈良川、赤津川事業化へ調査

2026/10/19 栃木建設新聞

 県河川課は、9月補正予算で堆積土除去を促進する緊急防災減災対策事業費として40カ所に7億円を配分。県単調査費は3000万円を追加。1級河川奈良川(那須町)と赤津川(栃木市)の事業化に向け、那珂川上流河川整備計画と巴波川河川整備計画に位置付けていくための調査などに充当する。奈良川は2019年東日本台風で氾濫。芦野地区を中心に浸水被害が発生し、抜本的な改修計画を策定。赤津川は1級河川永野川の支川。永野川の改良復旧事業は今年度末の概成を予定しており、赤津川整備の機運が高まっている。

 緊急防災減災対策事業費は堆積土除去に加え、日光土木管内の赤堀川(木和田島)では狭さく部改修を実施。安足土木では7月豪雨で土砂が流出・堆積した松田川(足利市松田町)など40カ所に配分。砂防河川と塩原ダム貯水池を合わせ予算額10億円で54カ所を実施する。

 奈良川は24年度に河川計画検討業務、25年度には洪水防御計画検討業務をエイト日本技術開発に委託。今年度は自然環境調査をダイミックが担当している。

 福島県境の明神付近を水源に国道294号に沿って南流。寄居、芦野地区などの集落内を流れ、伊王野で1級河川三蔵川に合流する。延長は17・3㎞。

 1998年8月の那須水害、99年7月の集中豪雨被害で那須町の大半の河川が整備されたが、奈良川は局部的な改修にとどまった。

 河川整備計画の策定に当たっては、国の那珂川水系河川整備方針などと整合を図っていく見通し。

 赤津川は永野川改良復旧事業の概成を見据え、25年度補正予算で調査費を配分。平面図化・縦横断測量を栃木県用地補償コンサルタントに委託した。

 今年度は1級河川区間の路線測量を予定。12月までに4分割で業務を発注する見通し。

 赤津川は栃木市西方町真名子の足尾山地に源を発し南流。泉川町の永野川緑地公園で永野川左岸に合流する。1級河川における整備と維持管理が必要な計画対象延長は12・2㎞で土地改良事業等に併せ1次改修を実施した。

 赤津川洪水浸水想定図によると、浸水した場合の想定水深は最大3m、浸水想定時間は12~72時間としている。

 21年4月現在の巴波川河川整備計画における永野川の計画流量は、赤津川合流前が毎秒480立方m、合流後は620立方m。赤津川の計画流量を毎秒140立方mと試算している。

 緊急防災減災対策事業の主な箇所は次の通り。

 ▽宇都宮土木=田川(宇都宮市瓦谷町)堆積土除去

 ▽鹿沼土木=粟野川(鹿沼市入粟野)堆積土除去

 ▽日光土木=赤堀川(日光市木和田島)狭さく部対策

 ▽真岡土木=鮎田川(茂木町鮎田)堆積土除去

 ▽栃木土木=永野川(栃木市鍋山町)堆積土除去

 ▽矢板土木=五行川(高根沢町栗ケ島)堆積土除去

 ▽大田原土木=那珂川(大田原市北滝)堆積土除去

 ▽箒川(那珂川町浄法寺)堆積土除去

 ▽安足土木=松田川(足利市松田町)堆積土除去

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