国土交通省渡良瀬川河川事務所は、本年度からの新規事業として、みどり市大間々町塩沢地内で行う中山沢砂防堰堤事業に工事着手する。初段工として、砂防堰堤工に向けた工事用道路の建設工事を12月に条件付き一般競争入札により公告する。工事用道路は2027年度内の完成を予定し、完成後早期に砂防堰堤工事に着手する意向を示す。
工事は利根川水系直轄砂防事業として、中山沢に砂防堰堤1基の新設を予定する。同沢は渡良瀬川の支流である塩沢川の右岸側に合流しており、合流点より上流の土砂災害警戒区域内に砂防堰堤を建設する。砂防堰堤を設置することで、土石流による下流保全対象施設の直接的な被害を防止および軽減するとともに塩沢川の土砂洪水氾濫を抑制し、渡良瀬川流域の土砂災害に対する安全度向上を図る。保全対象として、地域の指定待避所に指定されている大間々町塩沢公民館(大間々町塩沢248-10)も含まれることから、工事用道路完成後には速やかに砂防堰堤工事に着手し、地域の安全度向上に努める。
建設する工事用道路は延長100mの規模を想定する。近隣市道より工事用道路を造成して渓流脇の現道までアクセスした後、砂防堰堤建設箇所の渓床までの進入路を造成する。当初計画では現道の利用も検討したが、工事車両の通行に対し既存道路が急勾配であることや道路幅員が狭いため、その区間を避けるように工事用道路を新たに設ける。工事発注規模は、3000万円以上7000万円未満となる。
新たに建設する工事用道路工事の詳細や、中山沢砂防堰堤の規模については、現段階では非公表としている。同事業についてはこれまで、測量業務をプライムプラン(前橋市)およびアジア航測(東京都新宿区)、地質調査業務を日本インシーク(東京都中央区)、設計業務をパシフィックコンサルタンツ(東京都千代田区)がそれぞれ担当している。
















