熊谷俊人知事は19日、令和8年8月千葉豪雨から令和8年台風第25号までの一連の災害により、土砂崩れが発生した鴨川市西町地先、農業被害が深刻な南房総市石神地先、馬橋川の閉塞により浸水被害が生じた酒々井町開運団地などを視察し、各市町長と意見を交わした。金塚学・酒々井町長は、開運団地の被災状況を説明。熊谷知事は「河道の補修や浚渫を速やかに行うだけでなく、違法な盛り土の撤去・除去を含め、土砂崩れの再発防止までが復旧」と強調。12月補正予算に、河川などインフラ復旧の事業費を措置するとした。
豪雨から台風までの一連の災害を踏まえ「被災住宅、農業、観光業などに対する実態に沿った柔軟な支援が必要」と述べ、「県独自の支援策を検討し、12月補正予算で被災者の生活再建と地域の復旧・復興を後押しする」と意気込んだ。
また、宿泊施設のキャンセルが相次いでいることを受け、西町地先の視察後、「観光需要への影響に係る意見交換」を鴨川シーワールド会議室で実施。出席者は熊谷知事、佐々木久之・鴨川市長、観光事業者(鴨川温泉旅館業協同組合、鴨川市観光協会天津小湊支部、鴨川観光プラットフォーム、鴨川シ―ワールドの代表者)のほか、県から関雄二・商工労働部長、久本修・防災危機管理部長、四童子隆・県土整備部長。佐々木市長と観光事業者は、観光地や宿泊施設への誘客支援を求めた。
土砂崩れが発生した鴨川市西町地先は、おそうじ本舗鴨川店の北側。台風第25号の接近による大雨の影響で、家屋3棟が全壊などの被害を受け、家屋倒壊に巻き込まれた60代男性が心肺停止の状態で発見された。
南房総市石神地先は、やさい村直売所の北側で、県特産品のナバナの畑が浸水。枯れや生育の遅れが発生している。
開運団地は、酒々井町馬橋に所在。馬橋川の河川水が溢水したことにより、住宅全27戸のうち13戸で浸水被害が発生。また、車両等被害1台、町道の通行規制1か所が生じた。


















