県農地整備課は、県営農業農村整備事業の計画調査を16地区で推進している。2026年当初割当額は国庫と県単を合わせ2億510万円。農地整備の幕田西部(宇都宮市)、安塚・上長田(壬生町)、水利施設整備の界(佐野市)、南部揚水機場(益子町)の4地区で計画を樹立し27年度から事業に着手する予定。新たに高松(足利市)、上根多田羅、古立堰(市貝町)、江川沿岸2期(真岡市)、九郷半用水(宇都宮市)などで調査計画を進める。
事業別の地区数は農地整備10、水利施設整備4、農村地域防災減災2。
農地整備は計画樹立の幕田西部が約23ha、安塚・上長田が約100ha。幕田西部は子ども総合科学館の南側で姿川と国道121号に囲まれた区域。安塚・上長田は121号淀橋付近から「おもちゃ団地」に至る延長約4㎞の細長い区域。
いずれも圃場の大区画化や用・排水路、農道整備を推進。安塚・上長田ではおもちゃ団地北側に創設する非農用地を活用し、壬生町が産業団地を計画する。
新規の高松は約140ha、上根多田羅は約99ha。江川沿岸2期は真岡市が9月補正予算に地形図作成など関連委託料を計上。北関東自動車道付近から上流の江川両岸約46haを対象に基礎調査に着手する。
このほか荊沢(日光市、約60ha)、西茂呂(鹿沼市、約15ha)、小野口(栃木市、約49ha)、赤瀬台・鹿畑(大田原市、約65ha)、高野・上ノ原(同、約10ha)で計画設計などを進める。
水利施設整備は界、南部揚水機場、九郷半用水のほか姿川の幕田堰(壬生町、下野市)。
界は界排水機場のポンプ5台のオーバーホールや電気設備を更新。機場は渡良瀬川沿いで立軸斜流φ1500×4台、φ700×1台のポンプを備える。ゲートや除塵機設備、土木構造物の補修なども計画し施設の長寿命化を図る。総事業費は約29億円を見込んでいる。
南部揚水機場は機場のポンプ2台や電気設備、パイプラインの更新を予定。
九郷半用水は西鬼怒川から取水。25年度に機能保全計画を策定した4区間などが調査対象。雨水流入を考慮した望ましい断面を検討する。
幕田堰は1963年に造成された15門の木製転倒堰。老朽化が著しく、上下流の安塚第2堰、上長田堰との統合を計画している。
農村地域防災減災は古立堰と猪の渕堰(芳賀町)が新規。古立堰は桜川に1964年度に設置された幅16・1mの角落しコンクリート固定堰。猪の渕堰は88年度に河川改修事業で整備された幅13・7m×高さ1・2m×1門の油圧式鋼製起伏ゲート堰。改修に向け26~27年度に調査を実施する。
計画樹立地区のうち安塚・上長田、幕田西部、界の3件は10億円以上の事業規模。11月18日に開催される県公共事業評価委員会に概要が報告される予定となっている。
















