県吾妻環境森林事務所は嬬恋村大笹地内の不動南木地区で行う法面工事について、近く指名通知を予定している。複数年で施工予定の法面修復事業の初弾工となる。設計は日本工営(東京都千代田区)が手掛けた。
現場は、吾妻川の支川である小武沢の右岸側で、村指定文化財大笹関所跡(大笹322)の北東側にある山腹法面となる。今回、整備を行うのは、全体計画の施工箇所をA地区とB地区の2カ所に分けたうち、下流側のB地区。法面幅約28m、面積198㎡で、既設コンクリート吹付工の取り壊しと吹付法枠工を施工する。既設コンクリート吹付工の処分量は約30立方mを見込んでいる。吹付法枠工は、梁間隔が2m、梁幅が300㎜、梁高さ300㎜で整備予定。枠内は全てモルタル吹付で施工する。
不動南木地区では、山腹法面の地山と既設コンクリート吹付間に空洞が生じ、法肩部に亀裂や段差が確認されたことにより修繕事業として計画した。保全対象は山腹法面上部の人家となっている。
法面修繕事業の全体計画では、修繕対象として山腹法面幅約80mの規模を予定しており、2地区に分けて3~4カ年で対策工事を行っていく見通し。
今後の工事計画では、2027年度以降に補強土工としての鉄筋挿入工を計画している。
















