新カシマサッカースタジアムの基本計画策定へ、来月にも民間事業者へのサウンディング調査を実施する見通しだ。調査は参加者を募らず、設計や建設、設備などの事業者を県側でピックアップし意見を聴取する考え。事業者からの意見聴取等を踏まえて12月上旬~中旬に開催する次回の有識者会議で、事業手法や概算事業費などの議論を進める。23日には、第2回目の有識者会議が開かれ、県民アンケートの結果などが報告されたほか、全体ビジョンや整備方針、想定する観客動員などについて意見が交わされた。
新スタジアムの全体ビジョンでは、県民アンケートの集計結果や、鹿島アントラーズが想定するイメージを基に「鹿行地域・鹿島アントラーズの伝統を受け継ぎ、革新を生み、世界と地域をつなぐゲートウェイ」を掲げ、利用方針や競技環境、日常利用、施設デザインなど13項目の整備方針案を示した。
また、スタジアム規模を検討する。参考となる観客動員については、現状の2万4157人(2024~25年平均)を基準に、アンケート回答などから開業予定の35~65年平均として約3万1400人~約2万4300人と推計しており、今後の事業費や事業手法などの検討にもよるが、現状の収容人数4万1800人からは下回る。
整備方針案として示された13項目では、利用方針として、365日の利活用とにぎわいを実現するスタジアム。施設デザインではカシマらしさを体現し、多様な利用を支えるランドマークとしている。このほか、将来の事業環境の変化に対応できる可変性・拡張性、県の財政負担軽減につながる多様な収入源の確保、周辺エリアと一体となった県内各地への回遊性を生む、まちづくり・環境整備などを掲げている。
今後、年度内に3回程度の有識者会議を開催し、基本計画案をまとめる。次回は、12月上旬~中旬ごろの開催を想定しており、整備方針や事業手法、概算事業費などについて、さらに協議を進める。
新スタジアムについては、県による公設としつつ、建設費や運営・維持管理に鹿島アントラーズをはじめとした民間活力を積極的に導入することで、総合力の高いスタジアム整備を目指す。
建設予定地は、卜伝の郷運動公園(鹿嶋市神向寺55-1外)。整備スケジュールは、2033-34シーズン開幕に合わせた開業を目標に掲げており、26年度内に整備基本計画案を策定。27年度ごろから2カ年で基本設計・実施設計をまとめ、30年度より造成工事や建設工事などを進める。
















