昭和町は郷土資料館「風土伝承館杉浦医院」の保存活用に向け、2027年度から基本設計に着手する方針を示した。国の登録有形文化財に指定されており、26年度中に策定する保存活用計画を沿い具体化を図る。28年度に実施設計、29年度に着工し、31年度供用を目指す。
1900年代に県内で流行した地方病、日本住血吸虫症の治療に尽力した医師杉浦健造、三郎両氏の病院。住宅主屋や屋敷蔵、旧医院、土蔵、納屋などで構成される。
保存活用計画の策定に向けては町を中心に保存活用計画策定委員会を組織し、8月初会合を開いた。その結果、主屋と屋敷蔵については地域文化の発信拠点となるよう、社会教育施設や町のコミュニティースペースとして活用することを決めた。
登録有形文化財のため外観に大きな変更は加えず、耐震改修などを行い安全性を確保する。内装についても当時の状態をできるだけ維持しながら改修する方針だ。
施設のうち主屋、屋敷蔵、旧医院、土蔵、納屋が12年、国の登録有形文化財に登録された。14年に旧医院、土蔵、納屋部分を「風土伝承館 杉浦医院」として開館。旧医院は地方病克服の歴史や杉浦父子の功績、町の風土を伝える郷土資料館とし、土蔵と納屋はギャラリーとして活用している。

















