政府は建設工事における猛暑期間・時間帯の作業回避を公共・民間を問わず全ての工事で推進する方針を盛り込んだ『熱中症対策実行計画』の改定骨子案をまとめた。都市部では緑化や日よけなどによるクールスポットの創出を進めるほか、災害時の避難所における暑さ対策も強化する。
環境省が中央環境審議会の熱中症対策小委員会に示したもの。現行計画では2030年までに熱中症による死亡者数を半減させる目標を掲げている。新たな計画では中長期的な目標は維持しつつ、「当面は死亡者数を年間1000人以下」とする短期目標を新たに設定している。
建設工事では、国土交通省の「建設工事における猛暑対策サポートパッケージ」に基づき、猛暑期間・時間帯の作業回避などを推進する。厚生労働省は改正労働安全衛生規則に基づく熱中症の早期発見体制の整備や重篤化防止措置の徹底を図る。
また、都市空間の暑熱対策として緑化や日よけなどによるクールスポットの創出を進める。災害時の避難所については、エアコンや非常用電源に加え、再生可能エネルギー設備や蓄電池の整備も支援する。
新たな熱中症対策実行計画では2027年3月から9月まで開催される国際園芸博覧会についても、来場者の熱中症対策を一層強化する方針などを位置付けている。
















