山梨市は山梨県笛吹川フルーツ公園周辺(同市江曽原)を桜の名所とする事業を県と協力して始める。「桜の名勝づくりプロジェクト」と銘打ち、園内外に数多くの桜を植樹。富士山や甲府盆地が一望できる眺望に桜を加え、観光スポットとしての魅力を高める。国の補助金を活用しながら植樹を進め、万単位の本数を誇る全国有数の名所を目指す。
国の補助事業(笛吹川フルーツ公園周辺整備事業)として、まずは2027年度までに集中して植樹を進める。26年度は園内や農道フルーツライン沿い計100本以上の植樹を計画。総事業費は3年総額約7500万円を見込み、半分を国の補助金でまかなう。植樹は市主体で進め、県は駐輪施設や展望施設、遊戯施設、エレベーターの整備などを行う。関連する既存街路樹の伐採なども実施する。近隣の温泉施設など民間事業者にも呼びかけ、一体にピンクの花を咲かせる計画だ。
市は10月26日、長崎幸太郎知事ら関係者を招き、現地でキックオフイベントを開いた。高木晴雄市長は取材に「早咲きから遅咲きのものまで、いろいろな種類を考え長い期間楽しんでもらいたい。最終的には数万本を植え、日本一の本数を目指す」と意気込んだ。公園西側には市がクラインガルテン(市民農園)の整備も計画しており、「温泉もある、クラインガルテンもある、桜日本一の場所であり、世界の富士も眺望できるという、さまざまな魅力や要素が一つの集合体となったエリアにしたい」と力を込めた。
市は3カ年計画終了後も市民らに呼びかけ、植樹を推進する。植えた桜に名前を付け、「私の桜」として親しんでもらう施策も検討するという。

















