県矢板土木事務所は、さくら市上河戸の主要地方道那須烏山矢板線で道路拡幅事業を計画する。区間は矢板市境から延長約900m。全幅10・25mへの現道拡幅を基本とし、片側に2・5mの歩道を設置。カーブ区間の線形を見直し、車両や歩行者の安全な通行を確保する。9月補正予算に路線測量と道路詳細設計費を計上。それぞれ年内に業務を委託する。2027年夏をめどに道路詳細設計の地元説明会を開く予定。計画区間では市が那須烏山矢板線に接続する市道改良を予定している。
区間の東は主要地方道大田原氏家線との上河戸交差点。上河戸交差点から約750mは13~23年度の道路改良事業で拡幅と南側への歩道整備が完了している。
計画するのは完了区間の西側。現況幅員はおおむね6・5m(車道2・75m×2、路肩0・5m×2)と狭くカーブが連続。車の円滑なすれ違いが困難で、沿道にはスクールバス停留所がある。歩道が未整備で車両や歩行者の安全な通行に支障が生じている。
拡幅にあたっては、整備済み区間との連続性や沿道の人家の状況などを考慮して南側に歩道を設置。急なカーブ区間は緩やかな線形に是正する考え。
計画幅員の構成は南側歩道2・5m+路肩0・75m+車道3m×2+路肩1m。大規模な横断構造物はなく、排水路の横断箇所が存在。今後の路線測量や詳細設計で道路計画を決定していく。来年夏ごろに詳細設計に対する関係者同意を得た後、用地測量や物件調査に移行する方針。
那須烏山矢板線は国道4号や大田原氏家線、国道293号など多くの幹線道路と交差する広域ネットワーク道路。大田原氏家線は4号を補完し親園佐久山バイパスなどの整備が進捗。大型車を含む交通量が増加傾向にあり上河戸交差点では渋滞が発生。県北方面へ向かう車両が増えているという。
上河戸の道路が整備されると地区内の交通の安全性や利便性の向上だけでなく、周辺地域との連携が強化される。地元行政区の小川圭一区長は「那須烏山矢板線の整備は長年要望していたところ。隣接する矢板市成田地区の県道も非常に狭く、整備を推進してほしい」と道路整備の実現に強い期待を寄せた。
成田地区では矢板土木が改良事業を進めており、クランク2カ所のうち1カ所の工事を発注した。
市が改良を予定する市道は那須烏山矢板線のカーブ付近で変則的に交差しているK3003号線。県道から北進する路線で改良区間の延長は約290m。狭い現道を全幅6mに拡幅する計画。東亜サーベイが測量設計業務を受託している。
K3003号線の設計内容や工事の進め方について市は矢板土木と協議調整を図りながら決定し、整備を推進していく。
















