記事

事業者
千葉県総務部

産業用地7年58億円/インフラ復旧に209億円/県補正

2026/11/09 日刊建設タイムズ

 県総務部は6日、一般会計予算に499億1300万円を追加する12月補正予算案について発表した。補正により、既定の予算と合わせた総額は2兆3619億600万円となる。令和8年千葉連続風水害からの復旧・復興には、インフラの復旧208億5100万円、土砂災害などの防止対策支援49億6500万円を含む328億1300万円を充てている。また、特別会計土地造成・管理事業で、成田空港周辺における産業用地整備に総額58億4900万円の7か年継続費を設定している。

 産業用地は、芝山町岩山地区の約24haに造成する。継続費の年割額および主な事業内容は▽2026年度=9030万円、土地取得▽27年度=25億7810万円、土地取得・実施設計▽28年度=17億4700万円、造成工事▽29年度=9億8290万円、造成工事・諸施設工事▽30年度=2億500万円、造成工事・諸施設工事▽31年度=1億7270万円、造成工事・諸施設工事▽32年度=7300万円、諸施設工事。

 公共土木施設災害復旧事業として、道路橋りょう70億円、河川海岸85億円を計上。

 県単災害関連事業では、道路橋りょう16億4700万円、河川海岸36億2100万円を措置。被災箇所に対する災害査定準備のため、測量や設計書の作成委託などを行う。

 治山施設災害復旧事業等として、治山施設の災害復旧1億7600万円、治山施設の改良・強化2億円を確保。

 災害関連緊急地すべり対策事業に3億円を充当。南房総市増間の地すべり発生箇所において、再度災害防止工事を実施する。

 県有施設等復旧事業では、県立学校4億3600万円、佐倉浄水場の被災に伴う工業用水の応急対応5800万円、農林総合研究センター2300万円、農業大学校2590万円、原種生産施設3100万円、園芸用プラスチックリサイクルセンター1790万円、畜産総合研究センター1億3870万円を配分する。

 高等学校等教育改革促進事業に200万円を措置するとともに、限度額2000万円の債務負担行為を設定。高校教育改革を先導する拠点に県立千葉大宮高等学校が採択されたことから、同校内に授業映像の配信拠点を整備。小規模校への遠隔配信などを実施することで、学校規模や居住地に関わらず、生徒一人一人が進路希望に応じて学びを選択・深化できる環境を目指す。

 そのほか、復旧・復興関連として、半壊世帯特別支援金支給事業9億円、被災農業者営農再開緊急支援事業3億円、水産業施設災害復旧事業4300万円、団体営農業用施設等災害復旧費26億6800万円、災害関連農村生活環境施設復旧費2億2800万円、被災森林関係施設復旧事業3億6330万円、被災小規模事業者再建支援事業1億6500万円、社会福祉施設等災害復旧事業8億円、地域鉄道災害復旧支援事業1300万円、いすみ鉄道基盤維持費補助4720万円、土砂災害防止事業46億6500万円、被災文化財再建支援事業2390万円などを盛り込んでいる。

 なお、千葉連続風水害への対応については、9月定例議会に追加提案した補正予算73億9600万円、10月21日に専決処分した補正予算108億6200万円と合わせ、510億7100万円に上っている。

 特別会計病院事業では、被災した循環器病センター浄化槽の復旧工事に限度額1億3000万円の債務負担行為を設定。さらに、インフレスライド条項の適用などに伴い工事費の増額を行うため、がんセンター研究・会議棟改修工事に限度額3億7600万円の債務負担行為を設定している。

 また、県発注工事量の年度内での平準化を図るため、一般会計で舗装道路修繕事業(限度額44億2600万円)、県単道路改良事業(同27億500万円)、道路維持修繕費(同11億円)、特別会計港湾整備事業で港湾整備事業(埠頭用地造成事業)ほか1事業(同3億1500万円)、特別会計土地区画整理事業で運動公園周辺地区土地区画整理事業ほか2事業(同12億7300万円)、特別会計流域下水道事業会計で江戸川流域下水道事業(管理事業)ほか4事業(同12億7100万円)の債務負担行為を設定。

 柏の葉公園や富津公園など10施設について、27年度以降の指定管理者を指定するにあたり、限度額24億2600万円の債務負担行為を定めている。

 年度内に終了しない見込みとなった一般会計131事業520億7281万5000円(うち県土整備部67事業194億5219万6000円)、特別会計10事業27億3490万円(うち港湾整備事業ほか1事業8億7100万円、運動公園周辺地区県単つくばエクスプレス沿線整備事業ほか7事業18億6390万円)に繰越明許費を設定している。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら