県住宅都市部は三十日、新規に県営公園化を計画している事業の調査業務を入札により委託する。
それぞれの計画については次のとおり。
▽緑の丘公園=松伏町大川戸の五〇ha内に建設発生土を利用し、地域のランドマークとなるべく計画。盛土量は一〇〇万立方m程度を見込む。
今回は基本構想の策定を手掛ける。整備計画、施設導入を検討する。
早期に施設検討委員会も設置する。委員は田代順孝・千葉大学教授、永井多恵子・NHK解説委員、原重一・日本交通公社理事ら。
コンサルタントはマエダ。今年度予算へは五〇〇万円計上。
▽川島都市林=川島町出丸中郷他が今回の対象。川島町から桶川市にかけての荒川河川敷を利用し、地域実情にあった農業展開と公園化との整合性、手法を検討する。すでに整備研究会(座長=山中県公園課長)も発足させた。
基本構想策定費は五〇〇万円を計上。
▽大里地区緑地=検討業務に着手する。場所は大里村手島他地内が対象。地域農業と連携し新タイプの公園化を図る。
早期に検討委員会を発足する。メンバーは五十嵐誠・日本公園緑地協会理事、県自然保護課長、県農政課長ら行政側の代表者中心。
▽川口緑地防災公園=川口市木曽呂地内に整備を計画。計画地は神根公園、神根グラウンドに隣接していることから、一体となって防災公園として整備する。
公園機能を設定し、導入施設、内容、規模等を盛り込む。
これまでは森緑地設計事務所(港区)がコンサルタントとして参画。
▽蓮田黒浜周辺防災公園=蓮田市の黒浜沼周辺を、自然を生かした防災公園として計画。公園機能やテーマを検討するとともに、黒浜沼の水質浄化の手法も検討。その他、公園規模、導入施設も盛り込む。
コンサルタントはプレック研究所(渋谷区)。