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埼玉県川口市

青木町公園総合運動場プール等改築は9月案件。早ければ7月にも入札執行

2000/04/14 埼玉建設新聞

 平成16年開催の埼玉国体夏季大会会場に決定している川口市は、メーン会場となる青木町公園総合運動場のプールなど改築工事を9月議会承認案件として発注する。工事は3~4分離が予想され、早ければ7月にも入札が執行される。12年度当初予算には14年度までの継続費26億5、000万円を設定した。また、秋季大会では軟式野球、テニス競技が開催され、13年度以降、工事着手し、15年度のリハーサル大会に備える。国体関連施設整備費総額は約50億円。全施設の設計業務はレーモンド設計事務所(渋谷区)が担当。

 埼玉国体夏季大会は、昭和42年大会同様、川口市で単独開催。青木町公園総合運動場では競泳全種目、高・飛び板飛び込み、シンクロナイズドスイミングが行われ、水球は川口総合高校で現在建設中のプールで開催される。

 今年度、26億円余の継続費を設定した同運動場の整備工事内容は、既存の50m、25mプールを解体した跡地に建設。両プールとも構造はステンレスタイル張り。新プール規模は50m×25m、25m×13m。

 新設される飛び込み用プールは25m×20m、水深5m規模。10m、7m、5m、3mの高飛び込み台と、1mの高さに飛び板を設置する。

 50mプール拡張に伴い、南側の管理棟は建て替えられる。規模はRC造平屋建て、床面積は2、728km。内包は事務室、会議室、更衣室、コンピュータールームほか、男女各100人分のロッカーを設置。管理棟上部には固定席で1、300人収容のメーンスタンドを配置。さらに、西側管理棟も改修工事を行い、上部に699人収容の観客席を設置。管理棟内は倉庫として利用する。

 8月末を目途に工事が進められている川口総合高校プールの完成を待っての着工となる。

 一方、秋季大会で開催される軟式野球会場は、スコアボードを電光掲示板に改修するとともに、グラウンドに人工芝を張る。工事は13-14年度の継続事業を予定。また、テニス会場も全12面のコートを人工芝に張り替える。工事発注は14年度。両施設の実施設計は工事着手前年度に手がけるもよう。



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