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東京都調布市

まちなか再生プラン~中心市街地活性化計画~を作成

2000/04/27 東京建設新聞

 調布市はこのほど、「まちなか再生プラン~中心市街地活性化計画~」を作成した。同計画は市街地整備改善と商業活性化を一体的・総合的に推進する上での指針としてまとめたもの。まちづくり目標を「行ってみたい、住んでみたいまち」と掲げ、調布駅、布田駅、国領駅の周辺を中心に駅前広場や駐車場、歩行者空間の整備を計画している。またTMO(タウンマネジメント機関)による商業界隈づくりを目指している。

 市では今年度、同プランを基本としてTMO構想づくりやワークショップなどによる活性化方策の検討を進めていく方針。

 計画対象区域は小島町一・二丁目、布田一・~四丁目、国領町一~五及び八丁目の約180ha。期間は32年度までの20年間を対象としている。

 基本方針としては、商業業務拠点づくりとして駅前広場整備、商業業務機能の集積・拡充、TMOの活用を提示。生活空間づくりでは道路・公園などの生活基盤施設整備推進や高齢者・障害者に配慮した良質な都市型住宅の立地誘導を掲げた。ほかに歩行者空間確保、道路のバリアフリー化、ポケットパーク等のオープンスペース創出を考えている。

 調布駅周辺では南北駅前広場の一体化や連続化、駐車場及び駐輪場の設置を計画。市街地再開発、土地区画整理事業、地区計画との連携により進める。

 布田駅周辺はサイクリングロードや三鷹通り周辺生活道路などの整備を、国領駅周辺は狛江通りや生活道路の整備、パティオなどによる面的界隈の形成を考えている。

 市では中心市街地活性化に向けた市街地整備改善事業として、調布・布田・国領各駅前広場整備、調布駅北第一地区及び南第一・二地区整備、布田駅北地区整備、布田地区土地区画整理、国領駅北・南地区市街地再開発などを挙げており、今後事業をさらに推進していく考え。



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