浦和市は、仮称・第2体育館建設に向けた発注準備に入った。工事は本体、電気、機械設備などに分離、一般競争入札も視野に入れており、9月議会案件の承認を得て10月着工する。当初予算には、12-14年度の3か年継続費84億円を計上している。また、同体育館建設地に隣接して、西部中核施設の建設も計画。設計業務はエスキースコンペ方式を採用し、指名業者は7者程度を予定。8月ごろの指名に向けて内部調整を進めている。
仮称・第2体育館の建設地は、道場4丁目地内のミニ工業団地隣接地の敷地約5・3ha内。
第2体育館はV字型で整備。施設内容は、2階席に2、000席、移動式いす1、000席が設置されるメーンアリーナとサブアリーナ、多目的室、温水プールを配置。プールは25m×8レーン、ジャグジー(2)、幼児用プールを設置。多目的室2階部には、トレーニングルームと弓道場を配置。規模はSRC造一部2階建て、延べ床面積は約1万7、000㎡。敷地内には、400台収容の駐車場と6、121立方mの調整池を整備する。
事業スケジュールは今年度に造成、本体工事に着手し、13年度は同工事ほか調整池、外溝工事、14年度に植栽工事も手がける。工期は約30か月。設計は日本設計(新宿区)が担当。
体育館は平成16年度開催の埼玉国体ウエイトリフティング会場となる。
一方、同敷地内には、地域の中核となる西部中核施設を建設。設計業務はエスキースコンペを採用し現在、選定委員会設置に向けた委員の人選、委員会要綱、施設の基本的な考え方をまとめた仕様書などを作成しているところ。業者指名は7者程度を予定している。
今年度は業者の選定までで、13年度以降、基本、実施設計作業に着手する。
現段階で想定される施設内容は、図書館、ホール、アトリエ、ギャラリー、セミナールーム、視聴覚室、交流サロン、情報コーナー、和室、レストランなど。規模はプラザイーストの1万7、000㎡と同規模程度となるもよう。