県県土整備部営繕課は、千葉ニュータウン地区高等学校建築工事にかかる指名型プロポーザルを実施し、このほど石本建築事務所（東京都千代田区九段南４－６－１２）、教育施設研究所（東京都中央区日本橋本町３－４－７）、千都建築設計事務所（千葉市美浜区真砂３－１－２）、榎本建築設計事務所（千葉市中央区長洲２－８－５）、松田平田設計（東京都港区元赤坂１－５－１７）の５社を指名した。

　技術提案書の提出期限は今月２８日で、今月７日に説明会を実施し、その後、７月１１日にヒアリングを行い、同月末に１社を特定する。事業スケジュールは今年度で基本設計、０７年度実施設計、０８－０９年度建設で、１０年度の開校を目指す。

　同校は、高校再編計画の「高校配置の適正化」に基づき、千葉ニュータウン地区に県立印旛高校を移転し、千葉ニュータウン地区高校として整備する計画。同地区には県立白井高校があり、実現すると２校目の高校となる。

　同校の建設場所は印西市草深字二本松１４２０－９ほか地先。敷地面積は約３万８０００㎡。施設の規模は、校舎がＲＣ造４階建て一部６階建て延べ約７０００㎡、体育館がＲＣ造２階建て延べ約２７００㎡。

　校舎は普通教室（１２教室）、特別教室（１１教室、準備室）、多目的室（多目的ホール、多目的教室、講堂教室等）、管理諸室（職員室、保健室、生徒会室等）、その他（図書室、倉庫等）で構成し、屋内運動場はアリーナ、柔剣道、教官室などを設置する。

　グラウンドは陸上走路、野球場、ソフトボール場、テニスコート３面などを予定し、面積は２万４０００㎡程度を予定。総事業費は４０億円（うち建設工事費３３億９２００万円）を見込む。

　また、同校は建物を骨格（スケルトン）と内装（インフィル）に分けて整備する「スケルトン・インフィル工法」の採用を検討している。