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神奈川県相模原土木事務所

従来踏襲ではすまされない/千葉吉生所長

2006/06/08 日本工業経済新聞(神奈川版)

 新入札制度『かながわ方式』の運用に当たって、「まずは入札参加入口の段階の事業所調査を徹底して行うことにしています。所管内全三七五事業所を対象に実態調査を行い、不良不適格業者の排除に努めます。『かながわ方式』の運用に際しましては、所長会などで意見交換し勉強しながら進めていく考えです」

 直前の厚木土木事務所道路都市部長から相模原土木事務所の二〇代目所長として着任し、「時代が急速に変化している時期ですから、従来通りの業務の引き継ぎだけではすまないと思っております」と変化への対応が大きな課題だとしている。

 北海道室蘭工業大学を卒業して県庁入りしたのは昭和四九年。松田土木を振り出しに、出先は厚木(二回)、横須賀、津久井、藤沢、などと動き、本庁では道路整備課(二回)、下水道課と道路畑を中心に歩いてきた。その中では、各自治体との係わりも多かった。

 「市町村道整備に取り組んでいた若い頃、一緒に仕事した仲間が今ではそれぞれの自治体で要職に就いています。こうしたパイプを活用して、各市町村との連携を図りながら、広域的な道路や河川の整備を進めたいとも考えているところです」

 業界とのコミュニケーション、各自治体との連携を密にしながら、地域の社会基盤整備を円滑に推進したいという強い思い入れが窺える。

 趣味は囲碁とよく歩くこと。城山町在住、五五歳。


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