笛吹市は、石和温泉祭りの花火大会など笛吹川でのイベントで活用するため、河川敷に観光用の観覧席(2700~2800席)を設置する。現在、河川を管理する国土交通省甲府河川国道事務所と協議を進めており、11月頃から着工、年度内の完成を目指している。
観覧席は、暫定本庁舎前の笛吹川右岸沿いに階段式護岸をつくり、座席として活用する。観覧席は市民や観光客の憩いの場とするが、夏の花火大会では、席を有料化することを検討している。
同整備については、毎年8月に開く石和温泉祭りの花火大会では、席取りのマナーの悪さが問題になっている。同市では、前日からの席の確保を許可しているが、数日前から、ビニールシートを敷いて席を確保するなど、マナーを守らない人が後を絶たない。過熱する席取り争いを解消するため、市では観覧席を整備することになったもの。
同市では、今年度の当初予算に観光施設整備工事(観覧席ほか)費として、1億2600万円を予算化した。