東川地下河川化事業を進める県新河岸川総合治水事務所は、早ければ9月にも第3流入立坑築造工事を発注する。発注方式・形態は未定だが、一般競争入札が有力。2か年継続事業で13年度の完成を目指す。
場所は所沢市宮本町地内。立坑は、外径13・7m、内径11・5m、深さ29mで厚圧ケーソン工法。設計は、建設技術研究所(中央区)。
同事業は、所沢市中心部を流れる東川の地下に延長約2、500m、貯留量約3万tの地下トンネルを築造するもの。対象区間は同市西所沢の弘法橋から牛沼の加美橋まで。事業期間は約10か年。第1期(弘法橋~宮前橋間)は、第1~3流入立抗、地下トンネル(L約1、190m、φ4、000mm)、第2期(宮前橋~加美橋間)では、排出立抗1か所、地下トンネル(L約1、300m、φ5、200mm)を整備する。