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埼玉県春日部市

公団武里団地周辺の4小学校統廃合計画-12年度内に実施設計まで

2000/08/02 埼玉建設新聞

 春日部市は、公団武里団地周辺の4小学校を2校に統廃合する計画で、両校の設計業務を今月上旬にも委託、年度内に実施設計まで仕上げる。工事は2校同時に13年度からプレハブ仮設校舎を設置後、普通教室棟を解体。同年度末に本校舎を発注、15年度の開校を目指す。同事業は財団法人・市学校建設公社が主体となって整備。概算事業費は60億円を試算。

 統廃合対象校は、昭和40年代に建設された大畑、大場、沼端、谷中の4校。整備計画では、8年度に実施した耐力度調査で危険校舎に認定されている大畑、大場両小学校を改築、武里第1、同第2小学校として再整備。

 建設地は第1小が敷地面積2万232㎡の大畑小(大枝89-2-1)内。規模はRC造4階建て一部3階建て、延べ床面積約6、800㎡、児童数720名、普通教室24クラス。

 第2小は同2万3、085㎡の大場小学校(大場822-1)に建設。規模は同延べ床面積約7、000㎡、児童数720名、普通教室24クラス、特殊学級2クラス。

 両校とも校舎は一棟で、すべての教室を内包。接続して給食室(約400㎡)を設ける。

 新校舎完成後、沼端、谷中両小校舎を解体する。跡地利用については、現段階では未定。

 当初計画では、校舎のみの建設を予定していたが、建設検討委員会の中で体育館・プールの改築要請もあり、将来的に改築されるもよう。



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