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埼玉県川本町

堆肥化プラント施設建設-秋口にも機械、電気設備、建屋工事を発注

2000/08/04 埼玉建設新聞

 堆肥化プラント施設建設を進める川本町は、秋口にも機械、電気設備、建屋工事を発注する構え。昨年度末に安藤建設・東亜建設工業JVに発注の堆肥化レーンの土木工事が9月末工期で工事中。完了に合わせて12年度工事を進める。予算は5億2、000万円の工事費を計上している。

 建設地は寄居町赤浜地内の吉野川右岸、養豚施設隣接地約1ha。畜産農家の家畜糞尿、一般家庭、食品工場などからの野菜等生ゴミ、籾殻等を醗酵させて生産する。プラントは、醗酵槽(レーン)幅3m×深さ2m×長さ100mを5基設け、攪拌機で1日1回6~7時間かけて攪拌させる。1日4m分ずつ搬出される。プラント建屋はS造平屋、延べ床面積3、600㎡程度、設備は、攪拌装置の機械製作、据え付け、関連電気関係。規模については精査中(700~800㎡)とされる管理棟、S造平屋、500㎡程度の堆肥置場等。設計はエステム(名古屋市)。

 この他に敷地内の緑化として環境保全景観工事577万5、000円、尿処理等に供給するための水源確保工事262万5、000円、籾殻置場建設210万円。

 完成後は年間3、000~3、300tの優良堆肥を販売し、有機農業の確立に努める。



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