県土木部営繕課は、今年度に発注し完了した工事から完成図書(図面・内訳書ほか)をCD-Rで提出してもらうことに決めた。CD-R作成に必要なソフト開発の仕様書がこのほど完成したことを受け、今月11日(金)に図面をデジタル化することができる県内の複写サービス業者等を集め説明会を行う。
県では、今年4月から特記仕様書に最優先に取り組む項目としてCD-Rによる完成図書提出の項目を盛り込んだ。その後、開発されたソフトを利用しながらいかに県としてアレンジするか、検討が加えられてきた。
完成図書のCD-Rでの提出は千葉など数県ですでに実施されているが、検討段階の都道府県が多く、全国的にみても早い取り組み。
今後は、この仕様書に基づき、工事を請け負った建設業者等からCD-Rで完成図書が提出される。毎年度データが蓄積されることにより、工事ごとのデータベースが作成され、施設台帳の電子化が図られる。
これにより、必要な時に必要な図面や内訳書などが、部局名、施設名称などで簡単に検索できるようになり、工事の履歴管理や積算の確認など、積算補助としても活用できるようになる。