一級河川石田川の流域調整池事業を所管する県太田土木事務所は、11日に調整池築造に先立つ概略設計業務委託の入札を行う。
新田郡や太田市にまたがる石田川流域では、近年の農業の近代化や市街地の進展による土地利用の変化が進んでいるが、従来からの雨水排水機能の不足により、降雨時には浸水被害が度々発生しており、同地域の雨水排水対策が大きな課題となっている。
これを受け県では、12年度からの新規事業として同川流域の治水対策として調整池4池、V36万1、200立方mの整備を新規事業として立ち上げた。
調整池の整備場所は、確定していないが薮塚本町大久保地内などが挙げられている。12年度は、概略設計と用地調査などを進め、13年度には実施設計や用地買収などに入るとしているが、工事着手については事業は流動的だ。