県企画部統計課ではこのほど「群馬県の人口と世帯の動き(群馬県人口移動調査)」をまとめた。
この調査は国勢調査の結果を基本とし、これに毎月1日から月末までの1か月間による届出に基づく世帯および人口の県外転出入、県内転出入、出生、死亡等をそれぞれ加減して算出する方法によって作成されている。
群馬県の平成12年6月1日現在の総人口は2、032、098人。男女比としては男1、003、556人女1、028、542人。5月中の自然動体(出生と死亡)は出生1、850人死亡1、295人で差引555人の増加となった。これを人口1、000人あたりについてみてみると出生0・91人、死亡0・64人で自然増0・27人であった。なお、自然増は3月中(0・12人)4月中(0・13人)と比べ2倍近い伸びである。
社会動態(転入と転出)では5月中の転入7、772人。転出6、816人。このうち県内間の移動3、597人であり、これに対して県外からの転入4、142人県外への転出3、155人さらに職権処理による減31人、この結果956人の転入超過となった。世帯数は6月1日現在700、606世帯(世帯あたり2・90人)。前月に比べ、1、408世帯の増加となった。地域的には東毛地区(伊勢崎市・太田市・大泉町・笠懸町)における人口・世帯数の増加が目立った。また、県外転出入としては国外からの転入(外国人を含む)がもっとも多く、埼玉、東京、栃木がそれに続く結果となった。転出では埼玉、国外、東京、栃木の順となっている。外国人だけの県外転出入をみても5月中で転入者総数1、411人転出者総数727人となっており、684人の転入超過。転入者だけでみると全体の34%にあたり、県内の国際化に拍車がかかっていることが伺える。