運輸省第1港湾建設局は平成13年度予算概算要求の概要を明らかにした。13年1月6日の省庁再編後は、第1港湾建設局と建設省の北陸地方建設局が統合され、北陸地方整備局になるため第1港湾建設局の概算要求の総額は明らかになっていない。注目の事業を見ると、特定重要港湾で新潟港の東港地区多目的国際ターミナル(岸壁・泊地・埠頭)の整備が新規要求に盛り込まれた。
新潟港の東港地区多目的国際ターミナルの整備の内容は1バース延長260m、幅20m、水深13mの岸壁・泊地・埠頭の整備で、3万とん級の貨物船が係留できる。概算要求が認められれば13年度に測量・調査及び設計を実施し、14年度に整備工事を発注。16年度の完成を目指す。
新潟県関係の要求のうち港湾整備事業では新規に新潟港の東港地区多目的国際ターミナルの整備が盛り込まれたほかは、すべて継続事業。まず、新潟港では西港地区幹線臨港道路(新潟みなとトンネル)などの整備促進。東港地区国際海上コンテナターミナルの整備促進。西港地区廃棄物海面処分場の整備促進。ドラグサクション式浚渫船「白山丸」の代替建造。重要港湾では直江津港のエネルギー港湾の整備促進。両津港の湊地区防波堤の整備促進。小木港の羽茂地区防波堤の整備促進と同地区の国内物流ターミナルの整備促進、などが要求された。
海岸事業はすべて継続事業。ふるさと海岸整備事業では新潟港海岸、姫川港海岸、両津港海岸。自然豊かな海と森の整備対策事業(白砂青松の創出)では新潟港海岸。いきいき・海の子・浜づくりでは加茂港海岸、などが要求された。
空港整備事業では第1港湾建設局管内で総額13億円を計上。新潟県内では新潟空港の用地造成が継続事業として要求された。
















