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茨城県建設業協会

暴力追放推進を再確認/推進協議会土浦支部が連絡会議

2006/10/03 日本工業経済新聞(茨城版)

 県建設業暴力追放推進協議会の土浦支部(佐々木勇支部長)による連絡会議が9月29日、土浦市民会館で開催された。当日は、関係行政や管内の警察署を来賓に迎え、関係者ら約150人が出席。暴力団の現状を土浦警察署の三森祐敦刑事第二課長が説明したほか、(財)県暴力追放推進センターの森正幸事務局長による講演が行われた。

 講演に先立ち、佐々木支部長は「今後とも業界の発展向上を図るため暴力追放を強く推進する所存。このような決意と趣旨を理解いただき、側面からのご指導とご協力をお願いしたい」とあいさつ。

 土浦警察署の石井孝署長は「県内は死亡事故が減少している反面、交通安全運動の効果が低いことから、飲酒運転などを含めて取り締まりを強化していく方針。暴力団追放についても、利用しない、恐れない、金を出さないの『三ない運動』で、明るい街の推進に協力いただきたい」と述べた。

 続く議題では、三森刑事第二課長が暴力団の現状について「山口組、稲川会、住吉会の3団体のうち、最も勢力の強い山口組が東京銀座周辺の組を傘下に治めたことで県内の古河周辺を拠点に同組の進出が懸念されている。さらに、県内の松葉会との勢力争いについても注視が必要」と説明。

 その後、県暴力追放推進センターの森事務局長が「企業対象暴力の現状と対策」について、建設業など企業に対する暴力団の手口を話し、基本的な対応例、早期相談の重要性を語った。



【写真=連絡会議では、建設業からの暴力追放を再認識】

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