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国母交差点改良渋滞対策検討委/平面改良案で建設着手/3年かけ渋滞解消へ

2006/10/26 山梨建設新聞

 渋滞が慢性化した国道20号と昭和通りが交差する国母交差点渋滞対策事業(甲府市国母地内)を進めてきた国や県、甲府市などの対策協議会は、地元説明会や構造物の詳細設計が終了することを踏まえ、今年度から20年度の3か年で交差点改良工事に着手することを決定した。

 平面交差する同交差点は、処理能力を大幅に上回る約7万台(1日)以上の車が流入する県内有数の渋滞ポイントで、これまで、右折車線の延長等を進めてきたが慢性化は避けられず、交通量は増加の一途をたどった。

 そこで、抜本的な渋滞対策として検討された立体化については商業施設への影響が大きく実施が困難となったため、再度計画を立案し、PI手法に基づき、国交省、県、甲府市、昭和町、山梨県警で構成する「国母交差点渋滞対策検討委員会」を設け、交差点の平面改良案を基本に提言してきたもので、提言によると、国道20号の右折車線の新設、昭和通りの右折車線の2レーン化(南の県道と北の市道とも)、グランパーク施設の駐車場の増設、市道鋳物団地内線改良や新設工事も計画されている。

 延長、拡幅は未定。全体の土木詳細設計(甲府市川三郷線道路詳細設計[明許]委託)はセントラルコンサルタントが担当。契約価格は700万円。設計工期は今月末まで。

 詳細計画については、国交省で近日中にも発表する予定だ。



【写真=国道20号と昭和通りが交差する国母交差点】




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