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栃木県真岡市

真岡保育所設計で初のプロポーザルを導入、梓建築設計ら6社を指名

1998/08/31 栃木建設新聞

 真岡市は、『真岡保育所』(台町二八二三-一)の設計に市初の指名プロポーザル方式を導入、六社を指名し十日に技術提案資料の提出を締め切る。十一日には設計事務所とのヒアリングを実施。十二日に設計協議選定委員会(委員長・野沢登市建設部長、委員九人)を開催し、入選事務所を選考する。

 指名した六社は(株)梓建築設計事務所(真岡市)、(株)酒井建築設計事務所、(株)鈴木公共建築設計監理事務所、(株)フケタ設計(以上宇都宮市)、(株)久米設計、(株)ラウム計画設計研究所(以上東京都)。

 市では設計事務所が蓄積してきたノウハウや技術能力、業務経歴、実施案の幅広い意見を集めたいという意向から、地元、宇都宮市、東京都の設計事務所を選択した。今後はプロポーザルの結果を参考に、他の設計にも同様の手法を取り入れるかを検討していく。

 木造平屋建て約二、〇〇〇㎡(入所定員百二十人)の基本設計書を庁内で作成。基本設計書を前提に『子どもたちにとって楽しい雰囲気』(建設課)の技術提案資料を求めた。入選事務所とは直ちに契約を締結し、十一月十日までの納期を設定していく。

 市は真岡保育所の建設費を盛り込んだ補正予算案を編成し、定例九月市議会に上程する。十二月下旬には建設工事の入札を執行、建築、給排水衛生設備、電気設備の三工種分離発注に持ち込む方針。完成目標は来年八月に据えている。

 既存の真岡保育園は昭和二十六年三月に開設認可を取得。建設年次の異なるRC造平屋、S造平屋、木造平屋の三棟が立ち並び、改築の必要性に迫られている。



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