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埼玉県熊谷市

抽選型競争入札方式(ランダムカット方式)の採用を決定-12月1日から試行へ

2000/12/01 埼玉建設新聞

 10月19日の水道工事発注に係る談合情報による入札中止を受け、対応方策の検討を進めた熊谷市は、その結果として、抽選型競争入札方式(ランダムカット方式)の採用を決め、12月1日から試行に入る。また、制限付きだった設計金額の事前公表についても全件で実施していく方針を固めた。13年1月1日から実施。

 抽選型方式は、談合情報が通報された場合の対応として、再入札などで参加者を執行時に2分の1から数社に絞り込み入札するもの。市長部局および水道部発注物件で実施する。

 平成10年10月1日から1、000万円未満の建設工事、300万円未満の建設工事に係る調査・測量・設計委託を対象に試行してきた設計金額の事前公表については、入札制度の透明性・不正行為の防止を図るため、13年1月1日から、試行ながら金額の制限を無くし全額公表に踏み切る。

 検討は、指名委員会が、県などの対応を参考に進められた。



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