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栃木県栃木市

吹上地区公民館移転新築を10年9月議会案件で3分離発注

1998/08/31 栃木建設新聞

 栃木市は来年度、吹上地区公民館移転新築事業(吹上町七八一-一ほか)に乗り出すことになった。構造と規模はRC造平屋建て一、一一〇㎡。建築、電気設備、機械設備の三工種に分離発注する。建築工事は定例九月市議会承認案件になる見通し。十二年度の完成を目指し、総工費四億円が投じられる。

 公民館の移転新築地は、中心市街地から北西部に位置する市街化調整区域。用地交渉の結果、地元地権者の内諾が得られたことから既存公民館の西側三〇〇m地点に三、六〇〇㎡の敷地を求めていく。今年度中には敷地の取得契約を締結の運び。

 建設工事に先立ち、今年度は実施設計業務を(株)相和技術研究所(東京都目黒区三田二-一〇-三)に千三百八十万円で委託。納期は来年三月中旬に設定した。駐車スペース五十四台分を確保したいため、場合によっては一部を二階建てとする可能性もある。

 大会議室(一八〇㎡)、中会議室(九〇㎡)、小会議室(四五㎡)、和室、調理室(各八〇㎡)、フリールーム、講座室、事務室(各六〇㎡)、ロビー(一五〇㎡)、収納庫(二五㎡)、廊下・トイレ(三〇〇㎡)を配していく。

 既存の公民館(吹上町五八一-一)は木造平屋建て四六一㎡。昭和四十四年に建設され、手狭なうえに老朽化が目立つ。駐車場不足が指摘されていたため、改築計画を機に移転することにした。新公民館の完成を待ち、既存公民館の解体工事を別途発注する。



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