勝山村は11日、同村で初めて一般競争方式を適用となる「勝山小学校改築工事」の入札を執り行い、その結果、富士急建設・梶原工業所JVが8億6、900万円で落札となった。
応札メンバーは、同JVのほか、タカムラ建設・富士土木JV、コバヤシ工業・共進建設JV、川上建設・芙蓉建設JV、小山田木鋼所・土橋建設JVの全5者。施工内容は、同校舎の全面改築に伴うRC造2階建て、延べ床面積3、569㎡の新校舎建設一式。請負契約の議会承認後、すみやかに着工。2か年の継続で建設を進め、14年1月の供用開始を目指す。
同事業は、現在、同村1047番地内にある同校校舎の老朽化に伴い、今年度から2か年で全面改築の実施を計画するもの。改築にあたっては、仮設校舎を設置し、既に解体を終えている既存校舎の跡地に新たな校舎を建設する。新校舎には、各学年に1学級で全6クラスの普通教室のほか、特殊学級2クラス、パソコン教室や、音楽室,理科室など特別教室(7教室)を完備するほか、多目的スペース、絵画などの展示ギャラリーも校内に設置。また、校舎棟に併設するかたちで給食センターも整備する予定となっている。
同村では、入札制度の公平性、透明性の確保を図るため、今年度から新たに設計価格が概ね1億円以上の工事入札で一般競争を取り入れることを決め、今回の入札で初めて同方式を採用した。