県商工労働部経済政策課と県県土整備部公園緑地課は、「幕張海浜公園(海側)整備研究会」の初会合を19日、幕張テクノガーデンD棟の企業庁会議室で開いた。会議では、公園の現状と課題を整理するとともに、県がこれまでの整備経過を報告し、整備の基本的な考え方を提案。その中で、民間事業者主体による整備、管理・運営が提案され、民間事業者導入方法としてコンペ方式での事業者選定が提案された。民活の導入については、来年2月2日に開く第2回研究会で、県が事業スキームを提案し、さらに検討を進める。
研究会は▽阿部和彦・財団法人日本開発構想研究所常務理事・研究本部長▽伊藤正昭・幕張ベイタウン自治会連合会副会長▽神谷秀実・特定非営利法人幕張海浜公園を育てる会理事▽辻和夫・特定非営利活動法人みどりのネットワーク千葉事務局次長▽古川進・財団法人千葉県産業振興センター経営支援部総合支援室チーフプロジェクトマネージャー▽安井一彦・日本大学理工学部社会交通工学科専任講師▽山根治仁・幕張ベイタウン商店会会長▽油井正昭・財団法人国立公園協会常務理事の8人で構成し、座長には油井正昭氏が就任。また、事務局は商工労働部経済政策課、県土整備部公園緑地課に置く。
同研究会は、幕張海浜公園で未整備となっているDEブロック地区など海側の約20haについて、幕張新都心にふさわしい都市公園として、魅力的で楽しく賑わいのある公園にするとともに、新都心の一層の活性化(新都心の賑わい、回遊性の創出)に寄与する公園を目指した検討を行う。
幕張海浜公園(海側)の整備では、①幕張新都心の活性化に資するにぎわいのある公園②海を身近に感じられる公園③民間資本を使っての整備④県民・利用者との連携、の4つを整備コンセプトとし、①都市公園法への適合(施設の内容、規模等)②区域はマリンスタジアム以外の部分とする③新たな県の財政支出を伴わない整備、管理、運営④民間事業者を主体とする整備、管理、運営⑤民間事業者導入方法の公平性確保:公募とコンペ方式による事業者選定、という整備の基本的な考え方を示した。
また、対象区域では、県企業庁がベイタウンと公園(海側)を結ぶデッキを計画し、千葉市がいなげ・検見川・幕張の人工海浜をつなぐ「砂浜プロムナード」を計画している。このため、両構想を考慮しながら検討を進めることになる。千葉市の砂浜プロムナードは、昨年度で基本計画・基本設計を実施し、今年度で実施設計をまとめ、来年度で施設整備に着工の予定。
県は今年度、幕張新都心の更なる発展を図るためには、行政はもとより、住民、大学、新都心立地企業などの関係者が連携・協力して取り組んでいくことが必要との考えから、千葉市、県企業庁を取り込んだ「幕張新都心活性化プロジェクトチーム」を設置するとともに、立地企業、文教地区(学校)、地元自治会、商店会など(計40企業・団体)と幅広い意見交換を行ってきた。
意見交換では、街の一体性、一体感、回遊性がなく、賑わいの創出が不足しているとし、幕張海浜公園の整備や都市景観、都市機能の充実、鉄道など交通アクセスの改善を求める声が多かった。
幕張海浜公園の整備では、フットサル、サイクリングロード、スケボーパーク、インラインスケート場など気楽に楽しめるスポーツ施設や、バーベキュー広場、キャンプ場、ドッグラン広場、シーフードレストラン、ドッグカフェ、夕陽の回遊レストラン、野外コンサート場、水族館、温浴施設、海釣り公園、パークセンター施設など、具体的な要望施設が挙げられた。
また、同公園で未整備となっているDEブロックは、95年度に開催された「第12回全国都市緑化ちばフェア」の会場となった場所で、04年度で整備計画をまとめている。同計画では、公園のテーマを「海とみどりを感じられるにぎわいのある公園~県民が参加する幕張型パークマネジメント実践の場」とし、①海を身近に感じられる公園②風格のあるみどりと花の公園③にぎわいのある公園④幕張新都心の活性化に資する公園⑤周辺の施設やみどりとネットワークされた公園⑥さまざまな主体の参加で整備・管理・運営する公園⑦つかいながらつくっていく新たな公園づくりの実験の場⑧さまざままニーズ・新たなニーズに対応する公園⑨民間活力の導入、を方針として打ち立てた。
また、公園整備の進め方では、ゆるやかな整備、時間軸を考えた整備、進化するゾーニング、県民・企業・行政が一体となってみんなで育てていく公園、が提案された。
なお、整備計画の策定はライフ計画事務所(本社:東京都江東区亀戸2-36-12)が担当。
















