記事

事業者
茨城県港湾課

常陸那珂港中央埠頭地区が着工、第1期は5、6年先をめどに概成

2001/02/01 日本工業経済新聞(茨城版)

 常陸那珂港中央埠頭地区の整備が今年度の新規事業として採択され、2月7日着工式を迎えることになった。今回の着工は水深7・5m岸壁のケーソン据付のための基礎工事。今年度はケーソンの製作までを進め、来年度に据付ける。

 常陸那珂港では、北埠頭地区の内貿バースが平成10年12月、外貿バースが12年4月に供用開始し、北米コンテナ航路など国外7航路と、国内4航路が開設された。

 今後も多くの定期航路の開設が見込まれるなど利用の活発化が予想される中、現在の北埠頭地区ではコンテナ船とRORO船との競合が心配されており、この受け皿として中央埠頭地区の整備に着手することになった。

 中央埠頭地区は、中核国際港湾として整備される常陸那珂港の中央部に位置する。コンテナ埠頭として水深15m岸壁2バース700m及び水深14m岸壁2バース660m、奥行きが500mの最大級のコンテナターミナルとともに、水深12m岸壁3バース720mを主力としたメインとなる地区。

 計画では第1期工事として、北埠頭地区に面した水深7・5m延長390mの耐震岸壁に今年度から着手し、水深10・0m延長340mと合わせ、順次、沖に向かい730mの岸壁を施工する。また、背後の埠頭用地7・2haの土地造成を実施する。予定では5、6年先をめどに概成する。

 なお、2月7日の着工式では午前10時30分から関係者を集め安全祈願祭を行う予定。



紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら