武蔵野操車場跡地および周辺地域のまちづくりを構想している吉川市は13年度、対象区域172haのうち約100haを先行区域に位置付け、道路や土地利用について計画の度合いを深める方針。また、2月には地権者を主体とする「まちづくり推進協議会」を発足する。
計画は、JR武蔵野線吉川駅~三郷駅の中間点に新駅を設置し、新駅を中心としたまちづくりを行うもの。対象区域は、吉川市、三郷市、武蔵野操車場跡地にまたがる400haのうち、同跡地ほか県道越谷流山線、三郷市境をアウトラインとする172ha。今年度は埼玉県住宅供給公社(浦和市)が概算事業費の検討調査を年度末納期で担当。道路や公園緑地をはじめとする公共施設の配置検討を行い、駅舎を除く概算事業費を算出する。
一方、同協議会は、地権者15~16名で構成する予定。年4回程度勉強会を開催し、課題や問題点の抽出などを行う。また、土地区画整理事業とするか、業務代行型とするかなど、整備手法についても検討を進めるもよう。