県水・土地計画課は、水資源に関する施策の総合的な指針となる「いばらき水のマスタープラン」を平成13年中を目標に策定する。このため第1回会合を2月1日開き、目標年次を平成32年と定め、策定委員会を4回開催して今年12月をめどにマスタープランを策定することに決めた。次回開催は3月26日を予定している。
いばらき水のマスタープランは、平成9年3月策定の県長期水需給計画の基本となっている県長期総合計画の改定などを踏まえ、社会経済情勢の変化に的確に対応し、今後における県の水資源に関する施策の総合的な指針となるもの。
計画では、長期総合計画の改定に伴い長期水受給計画の見直しを行い、県民が将来にわたって安全な水を安定的に利用できるよう、水受給バランスのとれた社会を構築。安定した水の供給システムや水資源の確保と保全などに関する施策の総合的な指針とする。
マスタープランの構成は①適正な水受給バランスの確保②安定した供給システムの構築③良好な水資源の確保と保全-から組み立てる。
目標年次は、県長期総合計画が平成32年(2020年)を展望していることから、マスタープランも同年を目標とした。
委員会は、学識経験者と県庁関係課長等で構成し、策定に関する事項を調査・検討する。また、運営を円滑に進めるため、下部組織にワーキンググループを設置する。